『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』ジェーン・スー

2014-10-27 05.07.23

かなり売れている、ジェーン・スーさんの『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』。
おもしろそうなタイトルに惹かれて読んでみました。

 「女子」の心を成文化した本

最近「女子」という言葉を成人した女性にも使うことが普通になってきましたが、そもそも「女子」ってなんなのか女子本人もわからない。いい歳した大人の女性に女子を使うことに批判的な人もいる。

この本は、そんな「女子」の心を解析し、自分の中の「女子」と向き合うきっかけを作ってくれるそんな本です。

料理がうまいとかヘアアレンジがうまいとかいう「女子力」の話じゃなくて、もっと精神的なお話。

著者本人は子どものころから順当なかわいらしい女の子ではなく、女の子(女子)の部分は隠してそれ以外の部分で自分をアピールするように生きてきたけれど、やっぱり自分の心の奥には女子がいてそれを隠しておくのがつらいことに気付いたそう。

女子っていうのは女に産まれたら決して捨てることができない心の一部分なんだというのが彼女の結論。

そのほかにも、女子として働くこと、恋愛をすること、老後のことなどなどが40歳を過ぎた著者のこれまでの経験を交えて、分かりやすくて面白いたとえ話とともにテンポよく語られていくエッセイです。

かなり痛快というか、歯に衣着せぬ感じが読んでいて気持ちいい。

 女子は気分でできている

このエッセイの多くは「気持ち」について著者が自己分析した結果が書かれています。

「○○を見ると××な気持ちになる。これってなんでだろう?なんなんだろう?」
そう思うことって誰しにもあると思うのですが、著者はそれをそのままにしておかない。徹底的に自己分析して自分と向き合っている。

これを読むと、「女子って本当に気分でできているんだなぁ」と実感します。

気持ちが先にガツンと来るんですよね。だからその理由が気持ちに邪魔されてわかんなくて、自分で混乱してしまう。それが女子w

この本が売れているっていうのは、世の女子はそういう気持ちのあり方に苦しんでいるのかなと思います。

 おひとり様の将来

表紙にも書かれているけれど、40歳で未婚、子無しという著者の人生観も同年代やそれを追いかける女子たちには興味深い。

結婚していて子供がいたって、何があるかは分からないわけで、将来の備えを万全にするとか老後のことを具体的に考えるって絶対やらなきゃいけないことだ!と私も気づかされました。

そういうしっかり先に備えるって女子っぽいですよね。女子と言うか女性らしい。

 私の感想|私の女子の部分はかなり少なそう

私は性格的にかなり男より。

恋愛対象はがっつり男性ですが、中身はさばさばどころじゃない、男前(実際に男性に言われたことアリ(苦笑))に近いです。

この本は、上にも書いたように、かなりいろんなことをはっきりとばっさりと書いている本で、さばさばしている印象は与えますが、その真相はかなり女女している感じ。

まぁ、「女子」についての本ですからね。著者の女の部分だけを取り出して書いているのだから当然だとは思います。

が、正直私はそれほどは共感できなかった。やっぱり私は女の部分がかなり少ないんだなぁと実感した次第です。

だって、「男と働くのめんどくさい」という話が出てくるんだけれど、私は女と働く方がめんどくさいもん。いや、そいうと、と語弊がありますね。
正確には「仕事中に女性の女子部分に触れるようなことがあるとめんどくさい」です。

そういう女子の部分ていうのはプライベートでのみ出そうよというのが私の意見。
女子のところは家にでもロッカーにでもおいてきてくださいと思う。本当に。

おしゃれしてくるなとかメイクするなとかそういうことじゃないですよ。そうじゃなくて、「男と働くのは・・・」「女は・・・」っていう考え方を「○○さんと働くのは・・・」って、個人のレベルで考えればいいのにと思うということです。
「男だから・・・」「女だから・・・」って考え方がもうすごく「女子」ですよね。
まぁ、そういう本なんだけど。

ちょっと話がそれますが、事実として男と女では働きかたや社会に対して仕事内容や立場などが違う部分はあります。それは認めるんだけれど、そうさせているのは女性でもあるんじゃないかなとも思うんですよね。

結婚すると仕事辞めちゃうのも女性だし(もちろんそうせざるを得ない事情がある場合もあるけれど)、そうやって「男だから・・・」って言うのも女性だし(男性も言ってるけど)。
こういう問題のとき、あたかも男性(のほう)が悪いような風潮になってる気がするけれど、それは果たしてどうなのかと疑問を持つことが私はあります。

この本を通して、まぁ、共感する部分はあるんだけれど、読み進むにつれてちょっとしんどくなってきましたねw

女女した考え方にやっぱりついていけない。それに尽きます。普通の女子の方なら共感すること間違いなしだし、読んでいて面白いことも間違いありません。

ただ、男っぽい性格の人や男性には共感は難しいかもしれません。当然だけれど。

トータル的に読んで損はないかなとは思います。先輩女子のこれまでの経験はやっぱり参考になる。

勧めているんだか勧めていないんだかよくわからなくなってきましたが、そういう「女子」の部分が私にもまだあるってことでご理解いただきたい。

 

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chiehasegawa

chiehasegawa

ハセガワ チエ ハッピーライフを追及する一児(♂)のアラサーワーキングマザー。 忙しくても自分の好きなこともちゃんと、仕事や家事・育児もちゃんとを目指して奮闘中。 海外系のファッションファッションが大好き♡ 特技は英語。

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